Japan Innovation NetworkとBSIジャパンがISO 56002(イノベーション・マネジメントシステム)を活用した日本企業の競争力強化支援を目的に協業開始
2021年7月6日
一般社団法人Japan Innovation Network(所在地:東京都千代田区、代表理事:西口 尚宏、以下 JIN)、BSIグループジャパン株式会社(横浜市西区みなとみらい、代表取締役社長:根本 英雄、以下 BSIジャパン)は、ISO 56002を活用した日本企業の競争力強化支援を通じて、日本をイノベーションが興り続ける「イノベーション国家」に変革することを目的に協業を開始します。
本協業により、JINとBSIグループジャパンは、ISO 56002をベースにした新しいソリュ―ションの開発や、イノベーション・マネジメントシステム普及に関連する各種活動を共同で実施して参ります。
2021年6月25日に行われたMOU(了解覚書)締結式において
写真左より、BSIグループジャパン株式会社 代表取締役社長 根本 英雄
一般社団法人Japan Innovation Network 代表理事 西口 尚宏様
「本業を持つ組織からイノベーションが興りにくい」のは、世界各国の共通の悩みです。既存事業や経営の慣習・常識が、イノベーション活動を阻害するからです。そのような悩みを抱えた59カ国が集まり、イノベーション・マネジメントシステム(IMS)の国際規格ISO 56000シリーズが2019年に発行されました。
JINはISO 56000シリーズの規格開発・国際交渉・国内審議委員会の運営を行う国内審議団体として、56000シリーズの全ての規格作りに日本を代表して参画してきました。この交渉過程で、他国と比べた日本の課題は、発明や技術開発は得意だが持続的な事業モデルの構築が苦手であることを改めて確認しました。
その問題意識に基づき、様々なイノベーション加速支援事業を企業経営者、ミドル、ジュニアの皆さんと実践し、数多くの成功事例を生み出して来ました。特に、数多くのIMSアセスメント、IMS導入・定着支援、新規事業プロジェクトの加速支援活動を通して得られた知見をもとに、世界各国とも連携しながらIMSの普及と実践に努めています。
BSIグループジャパンは、BSI(英国規格協会)の日本法人です。Inspiring trust for a more resilient worldの理念の下、レジリエントな世界を目指し、審査サービス、トレーニングサービス、各種ソリューションを通じて、世界中の組織の課題解決を推進しています。また、IMSの国内普及及び組織への埋め込みのために、ISO 56002第三者認証スキームの日本市場においてもサービス展開を検討しています。BSIグループジャパンは認証審査機関という立場から、イノベーション・マネジメントの普及と実践を努めて参ります。
■Japan Innovation Network(JIN)について-
経済産業省の「フロンティア人材研究会」を母体に、2013年に設立された大企業・中堅企業のイノベーションを加速支援するアクセラレーターです。日本企業にイノベーション・マネジメントシステムを導入・成熟させることで、日本を「イノベーション国家」へ変革することを目的に活動しています。ISO/TC279日本の国内審議団体として、他国と緊密に協力しながらISO56000シリーズ規格を開発しています。JINはISO56002のアセスメント及び監査活動の日本のスキームオーナーでもあります。